大人のけんかが終わるまで@広島上野学園ホール

大人のけんかが終わるまで」を上野学園ホールで観てきた。

大人のけんかが終わるまで@広島上野学園ホール

もともと好きな鈴木京香さんは、やはり美しかった。
お顔はもちろん、テレビではあまり見ることのないミニスカートの美脚も。
表向きは強くきつい物言いをするけれど、弱かったり寂しかったりする役が似合う。

藤井隆さんも、煮え切らないような頼りないようなところはあるものの
人当たりがよくお人好しそうなキャラがはまり役。

板谷由夏さんは、普段はキリッとクールで自由なイメージだけど、
今回は抑え込んで、こうあらねばという常識の中で窮屈に生きている役どころ。

北村有起哉さんは、個人的にNHKの「わろてんか」や「西郷どん」で記憶していたので、
全然違った。舞台では、もちろん現代的な、なかなか色気のある人で驚いた。

大人が普段は隠しているはずの不安や不満、漏れ始めたらとまらない。
みんなイライラ情緒不安定。見ているこちらもだんだんイライラしてくる。

みんな好き勝手に言いたい放題で、笑えるんだけど笑えない。
自分を主張して怒鳴るほどに「助けてくれ、助けてくれ」って感じもしてせつない。

騒いだってどうにもならないし、結局は、投げ出せず元の場所にかえっていくのに。

麻実れいさん演ずるイボンヌは、認知症で突拍子も無いことばかり言っているけれど、
意外に俯瞰して的を得たことを言っているようでもある難しい役だった。

年齢を重ねて、ある意味、大人を投げ出して自由になった人のような。

実は、最後の終わり方がよくわからなくて、もやもやした。

ピタッとどこかに着地してほしい、こちらを納得させてほしい気がしたけど
それこそがリアルに続く、大人の人生なのかな、という気はした。

役者さんがみんな魅力的で面白い舞台だった。

大人のけんかが終わるまで@広島上野学園ホール

大人のけんかが終わるまで@広島上野学園ホール