京都東山 養源院
ようやく拝観できた😭
原田マハさんの”風神雷神”を読んで俵屋宗達にあらためて興味をもち、
養源院に残る杉戸絵”白象”をぜひ見たいと思ってから数年。
拝観営業日が不規則なのでインスタでチェックして予定を組むも当初は直前に臨時休業ということも多かった。
京都に限らず近畿圏にお出かけの時は、寄れるタイミングがないか必ず確認していたけれどご縁がなかった。
“nanaさんが行きたがっていた養源院に行ってきたよ”と報告されることも増えてきていた💦
ようやく、ダイナミックな杉戸絵を直に拝めた。
白象の御朱印もいただけた。
三十三間堂のすぐ近く。
このお寺は、もともとは豊臣秀吉の正室・淀殿が父・浅井長政の追善のために建立、
火災で焼失し、淀殿の妹で徳川秀忠の正室・お江が伏見城の遺構を用いて再建。
この時は紅葉はまだまだだったけれど季節を迎えたらさぞや綺麗だろうと思う🍁
本堂、護摩堂、中門、鐘楼堂は重要文化財。 (護摩堂、中門は通常非公開)
本堂に拝観の人数がある程度集まったところで、録音された説明をひととおり流され、
その後、スタッフの方が説明を加えてくださる。
直接、人がお話しされる言葉の方がすんなり頭に入ってくる。
俵屋宗達の杉戸絵は、牡丹の間の奥にある白象のほか、本堂に入ってすぐに目に入る唐獅子、その裏側にある麒麟を見られた。いずれも重要文化財。
珍しい動物たちは、血天井の英霊たちをお慰めするために描かれた。
血天井は、関ヶ原の戦いの前哨戦にあたる伏見城の戦いで、豊臣の軍勢に討ち取られる直前に
伏見城の廊下で自刃した徳川方の兵士らをお弔いするもの。
兵士らの血に染まった廊下を天井に上げている。
徳川方の大将の鳥居元忠の自刃の痕も残る。
この辺りと棒で指されても、はっきりとはわからなかったけれど。
来年は、京都国立博物館の特別展「日本、美のるつぼ」で
俵屋宗達筆 国宝 風神雷神図屏風 が公開されるようなので、そちらも見に行きたい。
養源院
〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り656
TEL:075-561-3887
養源院公式HP:https://yougenin.jp/
養源院公式インスタグラム:https://www.instagram.com/yougenin/