ひろしま美術館「ミュシャ展 ―運命の女たち― 」を見てきた。
ちょうど今日は
ミュシャ展 開催記念講演会「ミュシャとパリの夢、プラハの現実」(千足伸行氏)
というのがあって、ミュシャの時代、人生、作品についてお話してくださったので
その後で、お話を思い出しながら見ると、普通に見るよりもさらに楽しめてよかった。
今でも魅力的な美しい花と若い女性のデザイン。
ポスターは広告の意図によって女性を描きわけたりモチーフを取り入れたり。
本の装丁や挿絵も美しい。
一方で素描の講師をしていたというだけあって、全く違う雰囲気の写実的な作品も。
ただ、講演会の最後の方で触れられていた「スラブ叙事詩」、
ミュシャの集大成と言われるその大きな作品を実物大で見てみたかったなぁと思った。
昨年、初めて東京で展示されたことがどれだけすごいことかわかったし
大変な混雑でも見られた人はラッキーだと思う。
作風は違えど、パリで成功した多くの画家の心は
やっぱり故郷の土地や民族へ帰っていくんだなぁ。
今回は図録は買わなかったけど、一筆箋とゴンチャロフの缶チョコレートを。
驚いたのは、ひろしま美術館の常設展の一部が写真撮影可になっていたこと。
昨年の12月から段階的にエリアを増やしていっているらしい。
今のところ第一・第二展示室のみ。
ピカソのある第三展示室は6月から。
シャガールのある第四展示室は残念ながらまだ予定なし。