4年前にサイクリングで明日香村をまわった時には来られなかった岡寺へ。
ネットの記事やクチコミの通り、岡寺自体の無料駐車場は、
見通しの悪い細い坂道をずっと上って行ったところ、岡寺のすぐ下にあって、
「岡寺臨時駐車場」という看板が立っていた。
雨の中、山門まで歩いてすぐで助かったけれど、
この先、車の折り返せる場所があると知っていなければ上ってこない場所だし、
運転に自信がなければ、500円払って結構歩いたとしても、
下の方の広い道路沿いの民間の有料駐車場「岡寺門前駐車場」にとめた方がよさそう。
岡寺(龍蓋寺)は、西国三十三所第7番札所。
日本最大・最古の塑像観音像をまつる、日本最初の厄除け霊場。
義淵僧正(ぎえん そうじょう)が悪龍を法力をもって池に封じ込めた伝説が
龍蓋寺の名前の由来となり、厄除け信仰に発展したとのこと。
仁王門
疫病退散「鍾馗 悪疫悉除祈祷札」を授与していただけるとの掲示。
鍾馗(しょうき)は唐の時代に皇帝を疫病から救ったとされ、
江戸時代から病の流行した時には、その札の板木を授与するなどしていたそう。
http://www.okadera3307.com/page/?id=467
今日は雨で可哀想だけど、華手水舎。
大師堂と弘法大師像
遠くからでも目立つ右側の大きな修行大師像と、左側の小さな稚児大師像。
開山堂と本堂
開山堂には阿弥陀三尊が安置される。
龍玉 願い珠
購入後、中の白い紙を出して願い事を書いて、また中に入れて、
もちの木にぶら下げるか、持ち帰る。
本堂内は撮影不可だけれど、
素朴で巨大な、白い御本尊・如意輪観音像を拝むことができてよかった。
日本最大の塑像で、如意輪観音像としては最古のもの。
六臂でなく、二臂であるのが珍しい。
インド・中国・日本三国の土で弘法大師が造られた像とされる。
日本三大仏
銅像:東大寺 毘盧遮那仏
木像:長谷寺 十一面観世音菩薩
塑像:岡寺 如意輪観音菩薩
とも言われるそう。
御本尊の脇侍としてこちらを見下ろす大きな不動明王坐像と愛染明王坐像、
御本尊である塑像を造る時に胎内に納められていたとされる
如意輪観世音菩薩 半跏思惟像(レプリカ)なども見ることができてよかった。
鐘楼堂の厄除鐘 … 心しずかにねがいを込めて 合掌一打
奥之院もまわってみた。
瑠璃井
こちらにも修行弘法大師像
弥勒菩薩がまつられ、「弥勒の窟」とよばれる奥之院石窟。
本堂方面を見下ろす。
ぐるりとまわって大師堂の上の三重塔のところまで戻ってきた。
岡寺でいただいた御朱印。「厄除大悲殿」
御朱印所で申し出て、いただいた疫病退散「鍾馗 悪疫悉除祈祷札」
宗派:真言宗豊山派
正式名:東光山 真珠院 龍蓋寺
(山号:東光山、院号:真珠院、別称:龍蓋寺)
御本尊:如意輪観音
開基 :伝・義淵
国宝・木心乾漆義淵僧正坐像は奈良国立博物館に寄託中
岡寺
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村大字岡806
TEL:0744-54-2007
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