東京国立博物館の「東寺展」が終わり、
6月14日から23日までの間は
立体曼荼羅の21体の仏像が揃って公開されているというので
東寺(教王護国寺)に行くことにした。
(もともと東寺展の前の2月に行くつもりが行けなかったので)
真言宗総本山 東寺(教王護国寺)
東大門
バスで行き、東寺東門前で降りた。
(帰りにバス停の所の東寺餅に寄ろうと思っていたのにすっかり忘れていた。)
やはり、こちらからまわった方がいいかな、と 南大門
五重塔も見える。
南大門を入ってすぐ左側にある 修行大師像
大師堂(御影堂)は、平成28年7月~令和元年12月まで檜皮屋根と建物の修理中。
建物全体が大きく覆われている。
大師堂の北面の国宝弘法大師像は大日堂に遷られていて、
早朝や21日の縁日の日などのみ公開。
一応、裏手に仮堂があって、国宝の像を模して江戸時代に作られたという弘法大師像がまつられているので、そこでお参りするようになっている。
大師堂の南面の不動明王像はそのままの場所にあって、
そこだけ工事の覆いがなくしてあるので、お参りできる。
古くからのお寺は、どこかしら一部を修理しているし、
慎重な作業でそれなりに時間がかかるもの。
また2020年以降、このあたりの落ち着いた頃にもお参りしたい。
工事の傍ら、毘沙門堂の近くには、
天降石や尊勝陀羅尼(そんしょうだらに)の碑など並んでいた。
それぞれご利益のあるように、石を撫でたり、体の悪い所を撫でたりしてみた。
亀のように見えるのは、中国の想像上の動物の贔屓(ひいき)…
金堂・講堂の見られる有料エリアへ。
今日は観智院(かんちいん)も公開されているとのことなので850円の共通券を購入。
不二桜と五重塔 桜の季節に見てみたい…
五重塔は足元工事中
金堂
御本尊の薬師如来像、両脇には日光菩薩・月光菩薩の像。
外の明るさ・暑さを忘れるような、ほの暗い静かな空間で
大きな仏様を前にただただありがたい気持ちになった。
講堂
弘法大師の密教の教えを表現するという圧巻の立体曼荼羅を見ることができた。
本当にすごい迫力。
24日からは、菩薩部の中央にある金剛波羅蜜多菩薩坐像が修理に入るとのこと。
食堂で御朱印をお願いし、一度、北大門から出て、観智院(かんちいん)へ。
3年間、こちらに身を寄せていたという宮本武蔵の描いた鷲の図、竹林の図を見られた。
そして、長者の庭。
立体曼荼羅と同じく、東寺展から戻られた
五体虚空蔵菩薩像(ごたいくうぞうぼさつぞう)も見ることができた。
それぞれ、馬、獅子、象、金翅鳥、孔雀に乗った、すらりと細身な感じの像。
最後に、灌頂院(かんじょういん)が特別公開されているというので寄ってみて、
専用アプリもダウンロードして見てみたけれど…
え?これだけ?という感じだったし、自分にはしっくりこないと分かったので、
次からはこういうデジタルとかテクノロジーというのは寄らないことにしようと思った。
御朱印はたくさん種類があるので、どれを頂くか行く前から決めていた。
御本尊の薬師如来の御朱印
京都三弘法まいり ということで 弘法大師の御朱印
京都三弘法まいりの木札 東寺は菅笠
◆京都三弘法まいり
東寺
〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
075-691-3325
https://toji.or.jp/