キトラ古墳は、7世紀末~8世紀初め頃に造られた古墳。
令和元年に国宝指定された壁画のうち、
今回は東壁の「青龍・十二支寅」と南壁の「朱雀」が期間限定で公開されるので、
事前に予約しておいた。
令和2年(第16回) 国宝キトラ古墳壁画の公開
公開期間:令和2年7月18日(土)~8月16日(日)
http://www.kitora-kofun.com/
雨の降り方のひどくなった頃だったけれど、
こちらでも国営飛鳥歴史公園内の無料駐車場が利用できて、便利だった。
https://www.asuka-park.go.jp/infomation/parking/#parling02
晴れていたら気持ちのいい広場だっただろうな…
階段を降りて、右側に四神の館。ここが受付でもある地階。
壁画のプロジェクションマッピング。
本物の壁画を公開する1階は要予約・撮影不可だけれど、
模型や資料を展示する地階は自由に見学・撮影ができた。
おまけにFree Wi-Fiだった。
石室の構造やサイズ感がわかる模型。
四方の壁画と天井の天文図に囲まれた感覚が味わえるセット。
キトラ古墳の四方に描かれた四神。
北・冬 玄武
東・春 青龍
南・夏 朱雀
西・秋 白虎 … 通常の壁画の白虎とは逆の北向きになっている。
キトラ古墳の石室の天井に描かれた天文図。
壮大な古代ロマン。
キトラ古墳の壁画発見~現在まで調査・発掘・修復・保管に携わった方々の資料も興味深かった。
ファイバースコープで初めて壁画を確認した時や、実際の壁画に会えた時には感激されただろうな。
早急に対応しなければ、漆喰が崩落してこれらが失われてしまうとわかって、タイムリミットのある中、慎重さ・丁寧さの求められる作業は大変だっただろうな。
予約時間がきて、1階の実物の壁画に会いに。
正直言って、東壁の青龍は、龍の赤い舌がかろうじて確認できるくらいで、非常に見づらかったけれど、南壁の朱雀は美しい形を鑑賞できた。
いつか機会があるならば、北壁の玄武・西壁の白虎も見てみたい。
雨の中、外に出て、小さな丘のような姿を確認した。
コロナ対策のため、予約時に少人数ごと細かく区切った時間を案内されていたし、
建物内の体温測定・アルコール消毒はもちろん、
公開エリア入場前の集合場所の床に各々の立ち位置の輪が書かれていたり、徹底されていた。
キトラ古墳
〒634-0134 奈良県高市郡明日香村大字阿部山243
TEL:0744-54-5105 (キトラ古墳壁画体験館 四神の館)